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長期優良認定住宅を建てられた、K様邸です。

省エネルギー対策等級

１．熱損失係数(Q値)を求め、地域区分に応じた基準値と照らし合わせて等級を判定
２．夏期日射取得係数(μ値)を求め、地域区分に応じた基準値と照らし合わせて等級を判定
３．結露防止対策に合せて等級を判定
４．１，２，３のうち、小さいものを省エネルギー対策等級とする

K様邸

地域：4

熱損失係数　Q値・・・2.223
夏期日射取得係数　μ値・・・0.034
結露防止対策・・・防湿層あり、等級2

〇住宅性能表示の維持管理対策等級

等級１・・・等級２、３以外の仕様
等級２・・・配管をコンクリートに埋め込まないなど、維持管理を行うための基本的な措置が講じられている
等級３・・・掃除口及び点検口が設けられているなど維持管理を容易にすることに特に配慮した措置が講じられている

維持管理対策等級の判定

１．コンクリート内埋め込み配管無し
２．地中埋設管上のコンクリート打設なし
３．排水管の内面が清掃に支障を及ぼさないようなたわみ、抜け、その他の変形が生じないように設置されている
４．排水管には掃除口が設けられているか、もしくは清掃可能なトラップが設けられている

〇住宅性能基準の劣化対策等級

等級1・・・建築基準法に定める対策がとられている
等級２・・・約50〜60年は大規模な改修工事が不要
等級３・・・約75年〜90年は大規模な改修工事が不要

劣化対策等級の判定

１．地面から高さ1ｍ以内に、劣化の軽減に有効な措置(防腐防蟻)が講じられている
２．K3相当以上の防腐・防蟻処理、もしくはD1樹種のうち、ヒノキ。ヒバ等と同等以上の耐久性能があるものを使用
３．浴室及び脱衣室の壁の軸組等及び床組ならびに浴室の天井に防水上有効な仕上げ、あるいは防腐措置を講じたものである
４．地盤について、有効な防蟻措置が講じられている
５．地面から基礎天端までの高さが400?以上
６．床下換気について、換気上有効な面積の換気口が確保されている
７．床下防湿に対して有効な対策が講じられている
８．令第37条(構造部材の耐久)・・特に腐朽の恐れのあるものには、腐朽しにくい材料又は有効な防腐の措置をした材料を使用
　　令第41条(木材)・・品質は、節、腐れ、割れ、繊維の傾斜、丸身などによる耐久上欠点が無い物を使用

家の断熱性を上げても、隙間だらけで熱も冷気も出入り自由、では意味がありません。
断熱措置を施した上で、家の隙間も出来るだけ無くして、熱や湿気の流出入を軽減してこその【高断熱・高気密住宅】です。

家の隙間は、気密測定によって数値化できます。
この数値は、C値(相当隙間面積)で表されます。
数値が小さいほど気密性に優れた住宅となります。

K様邸の測定結果

相当隙間面積　C値・・・0.6　(ｃｍ^２/ｍ^２)